わたの里【わたね】 和綿のわた

わめん

和綿(わめん)は、
日本の気候風土の中で、
長年栽培されてきた綿(わた)です。

和綿は、アオイ科の一年草。
本来、綿は、熱帯・亜熱帯原産の多年草ですが
日本では、冬の寒さで枯れてしまうため一年草です。


春、遅霜の心配がなくなった5月に種をまき
夏には綺麗な花を咲かせます。


花が実になり


弾け


フカフカの優しいコットンボールが姿を現します。
コットンボールは、種のまわりに綿毛がついたものです。

和綿の今

綿は、
江戸時代
米などとともに
日本の主要な農産品でした。

明治時代の中期以降には
安価で紡績に向いた繊維の長い綿の輸入が増え
日本における綿の栽培は衰退。

現在
日本おける綿の自給率は
ほぼ0(ゼロ)です。

その一方、日本全国で、
和綿を復活させる取り組みが行われ
失われかけた和綿の種が蘇りました。


和綿は、日本の気候風土に適応した綿。
日本の蒸し暑い夏にも、元気に育ちます。

わたね

”わたね”は
大きく分けて2つの意味を込めた言葉です。

綿の種わたたね
和綿の種めんのたね
わたの種。
和綿の種。

和の種たね
輪の種たね
わたを通じて、
たくさんの人たちが学び、
なごみ、まとまり、つながます。